ファシリテーション

土日の2日間、美し国おこし三重主催のファシリテーション研修を受けてきました。

土曜はJIELの講座受講を優先させ、午後は失礼させていただくという勝手も引き受けて頂いた上での参加でした。

 

この2日間の基礎研修の後、実地研修なるものが控えています。

 

基礎研修の部分を受講しての感想は、「やっぱりファシリテーションって難しい。」

いろんな意味において「難しい」です。

ファシリテートすること自体も難しいですが、それ以上に難しいのは・・・

「ファシリテーション」の意味の共有化、とでもいいましょうか。

それぞれにとっての意味はいろいろあって当然だと思うのですが、ファシリテーションが単なる技術・手法のように広まってしまうんじゃないか、という恐れが常に介在しています。このことには心が痛みます。

 

自分が学んできた、自分の思うファシリテーションを広めていくことが自分の役割の一つなんだと、Commu-Labをスタートさせた意味を再認識しました。

 

 

この他に、気づきとして大きく私に残ったのは「ねらいの大切さ」です。

これは、大学院のファシリテーションに関する授業の中でもよく取り上げられたところです。

ねらいがブレてしまったりすると起こることなのかもしれませんが、少なくとも学習者が「今、自分は何をやってるの?」というような迷いに陥いることがあってはいけないと思うのです。

「それぞれの学びがある」という言葉の力を借りて、ファシリテーターがその責任を逃れるようなことが起こっているのでは? 最近そんなことも感じています。

 

ファシリテーションは難しい。

改めて中野民夫さんの「ファシリテーション革命」を読み直し、大学院の授業のファイルに目を通し、ファシリテーションについて考えています。

 

ファシリテーションはどこにでも存在します。日常においても。

自分のファシリテーション観をほどいてみたり、包んでみたり、広げたり、眺めたり、メンテナンスしたり・・・これもトレーニングが必要なんだな、と思います。

 

奥深いファシリテーション、もっともっと学んでいこうと思います。

 

by ayu