最近、またお風呂読書をしています。なぜだかお風呂で本を読むとはかどるんですよね。お汗もたくさんかけるし・・・
今日読み始めた本は、佐伯胖先生の『「学ぶ」ということの意味』です。初めて読む本ではないけれど、今回目から鱗がたくさん落ちました。前に読んだときに、こんなに衝撃を受けなかったのはとっても不思議・・・
そんなことを感じながら、読んでいたわけですが。
そういえば、私は映画でも音楽でも、もちろん本でも。気に入ったものを何度も観るし、聴くし、読むし。人には「飽きない?」ときかれるほど何度も、です。(これが飽きないんだな~)そのことと何か関連あるのかなぁ、なんてぼんやり考えていて気づきました。
作品は変わらず同じものであっても、その作品に接する自分は、その時の自分だから、作品に接するのは毎回違う自分、なのです。だから毎回違う発見があったり、違うことに気づいたり、新たな感動を得たり。だから、何度同じ映画を観ても、同じ音楽を聴いても、同じ本を読んでも、そこから感じとるものが違うということなのです。
こんなことを考えていると、さらに・・・
私たちが学んできた「体験学習」も正に同様で、同じエクササイズ(実習)をやったとしても、そこから学べることは毎回違います。なぜなら、共に学ぶメンバーが異なるからです。関わる人が違えば、気づきや学びは当然違うものが得られます。そこが「人」のおもしろさであり、奥深さなんだろうと思います。
そんなこんなで、今日ズシリときた一文。
人はつねに、他者とともに学ぶ存在である
『「学ぶ」ということの意味』第1章より
うん、そうなんですよね。その通り!
この一文に出会ってとっても嬉しくなった、今日のお風呂読書でした。
by ayu
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