「ために」でなく

新垣勉さんという歌手をご存知でしょうか?

中2の英語の教科書に読み物として載っている方です。

 

授業の教材として、チームの先生(ティーム・ティーチング授業の相方の先生)が1枚のプリントを準備してくださいました。新垣勉さんが、あるコンサートでお話された内容の一部を掲載したものです。

その中にこんな一文がありました。

 

 まだまだ日本の場合は、誰かが誰かのために何かをするという「ために」という生き方だと思うんですよね。「ために」だとどうしても上下関係になってしまいます。そうじゃなくて「共に」生きる。私もあなたも共に生きる。

 

正にその通りだと思いました。そして、とても大切なことだと。

 

 

以前、支援や援助について深く考えた際にこの部分に行き当たりました。

支援する側とされる側、「ために」そう思った時点でどうしても上下関係になってしまう。そうならぬよう、同じ立ち位置にと、支援しようとする者は謙虚でなくてはならないと、そういう理解をしていました。でもそれにしっくりこない感がありました。

「共に在る」これは私が大切にしていることです。しかし「共に生きる」という新垣さんの言葉から「共に在る」ことの真の意味を捉えきれていなかったことに気づきました。

 

「共に在る」真の意味の理解が少し進んだような気がします。「私もあなたも共に在る」

言葉だけでなく、その本質が自分のものとして少し近づいたかな、と思います。

 

教科書、授業という形ではあるけれど、新垣さんとの出会いは私に大きな影響を及ぼしています。新垣さんとの出会いに感謝。

 

 

 新垣さんは、こんなことも述べられています。

 

 やっぱり「いい出会い」をどれだけ持っているか、本当に自分の人生が影響を受けるような出会いをどれだけその人が持ってきたかっていうのは大きなことだと思いますね。出会いを大事にするってこともとっても大事なことだと思います。

 

 

by ayu