4日間に渡るチーム・コンサルテーション講座が終了しました。
大変濃密な時間を過ごし、多くの気づきや学びがありました。
今回は中でも「(ラボラトリー方式の)体験学習」という学び方について特に感じたことを挙げてみます。
この講座における学びのねらいは「チーム」をキーワードにいくつかあります。(かなり欲張りな内容なので4日間では足りない!!という濃い内容です)
"コンサルテーション”なので中でもチームビルディングにおける「チーム診断のスキルを学ぶ」ことが中心になります。
チームビルディングとは組織の風土改革を目指し「チームの活性化を促す」組織改革のアプローチの一つです。コンサルタントとして、チームを活性化させるようにはたらきかけるわけです。
一方、診断者側もチームとして取り組むため、相手チームのコンサルテーションを通して自らのチームの変化に身を置くことにもなります。コンサルテーションする側でありながら、コンサルテーションを受ける側にも身を置く、同時に両方の立場で実践していくわけです。実際に相手チームによる診断も受けるわけなので、完全に同時並行に進むことになります。
同時並行にこうして進めていくこと自体が学びの促しに拍車がかかるということを実感しました。相手チームの診断をするのに、集めたデータを統合、検証、分析、そして診断を下すという作業があります。これらの作業は両チーム共にコンサルタント側として行っていくことになります。
チームでの作業の過程ではコンテント(氷山の水面上:見えやすい部分、実際の仕事・課題など)もプロセス(氷山の水面下:気づきにくい部分、メンバーそれぞれの気持ちなど)いずれも様々なことが起こります。
誰がチームをリードしている?(誰がリーダー?)
皆作業に参加できてる?
進め方はそれでいい?
違う方法がいいと思った→その場で表明できてる? できない? なぜ?
誰か納得いかないまま進んでない?
自分の持っている情報を出しそびれてない?
私が書くの? 誰が書くの?
まとめるのは誰?
自分の発言の真意は伝わってる?
相手が言ったこと、ちゃんと受け取った? 意味取り違えてない?
見過ごしてない? キャッチ出来ている人は?
メンバー一人一人は尊重され大切にされている?
・
・
・ などなど。
自分達のチームで起こっていることを観るポイントとして相手を観る、相手を観るポイントを自分達のチームに置き換えてみてみる、相手チームから観察で観えたことをフィードバックとして受けとり、同様に自分達が観た相手チームのことをフィードバックとして返す・・・相手チームと共に学ぶことのこうしたことの繰り返しにより、体験学習の学びの循環過程(EIHA'Eサイクル)がどんどん循環し、気づきや学びがどんどん促進されていったのだと思います。
これは、もちろんチーム間だけのことではなく個人と個人の間にも起こっていることです。
先日のブログ『自己成長を願って』に書きましたが「その人自身が成長するだけでなく、その場を共にする人同士、互いが互いの成長の支援者にもなる」このことを、今回久しぶりにドップリ浸かった学びの場、4日間でとても強く実感しました。
「人と人とのかかわりから学ぶ」「互いが互いの学びを促進する」ことを身を以て体験させて頂きました。今回のチーム・コンサルテーション講座は星野先生、アシスタントさん、参加者11名、計13名による4日間のラボラトリー(学びの場)でした。ご縁があり共に学んだ皆さん、ありがとうございました。
私たちが大切にしているこれらのことをより一層大切にし、共に学ぶ場を創っていきたいと思います。
by ayu
コメントをお書きください