「人と人とのかかわりから学ぶ」こと

2012.11.24
2012.11.24

 

先日対話の学校さんで行われた「ミニTグループ」に参加させて頂きました。

 

 

Tグループというのはトレーニング・グループの意で1947年アメリカ、心理学者クルト・レビンとYMCAの指導者達によって創始され、日本でも既に50年以上の歴史があります。

トレーナー2名を含む10名前後の小グループで進められる、人間関係のトレーニングです。グループの中でメンバーが互いに作り出す、人と人との関係やコミュニケーションをその場で体験しながら学んでいくものです。3泊4日~5泊6日の合宿形式で行われます。

 

 

今回はこのTグループをギュっと縮めて1日で行いました。

写真のような感じでグループのメンバーで時間を過ごします。

 

私にとって久しぶりの非構成の学びの場でした。学びの場に身を投じるといろんな気づきを得ることができます。今回も本当にいろいろな気づきを得ることができ、自らの学びにつながっています。

 

人と人とのかかわり、つまり人間関係というのは人が社会の一員としてこの世を生きていく限り一生必ず伴うものです。これについて学び続けていくことの必然性と重要性を改めて感じています。

 

他人と過去は変えられない、変えることができるのは自分と未来だ、ということが言われます。正にその通りだと思うのです。

 

身近なところでの人間関係といえば・・・家族に対するかかわり方、職場での上司、同僚、後輩へのかかわり方、友人へのかかわり方などがあるでしょう。もっと広く言えば買い物一つをとっても、買い手側と売り手側、学校で言えば教師側と生徒側、など立場の違いを通したかかわり方などもあるでしょう。

 

こうした人間関係において自分が他人へどのようなかかわり方をしているのかを点検し見直していくことがとても大切だと思います。

 

 

ちょうど昨日選択の科学(The Art of Choosing) シーナ・アイエンガー著 を読み終えました。その中にあった「360度評価法」ということに触れているところがありました。「評価」というのは個人的に好ましくないのですがこれはさておき。その考え方としてはフィードバックを多方向から受け自分を知ることが大切だという、人間関係トレーニングと同じ視点のものだと感じました。

 

 

今回のミニTグループはいろんなご縁を通じてお声かけ頂きトレーナーという形で参加させて頂く機会をいただきました。グループを一緒に過ごしたメンバーの皆さんと共に多くを学ばせて頂きました。ありがとうございました。

 

 

これからも自らの研鑚を積み、人と人とのかかわりから学ぶことの支援をしていきたいと思います。

by ayu