2019年度かながわコミュニティカレッジ連携講座「PCAGIP事例検討法入門講座」第1日

 今年度もかながわコミュニティカレッジで連携講座を開講させていただくことになりました。

7月20日(土)、27日(土)の全2回の講座です。昨年度は半日✖3回でしたが、今年度は終日✖︎2回での実施になります。予想よりも多くのお申込み・お問い合わせを頂き、19名での開講となりました。
 
 受付を済ませ、円座のイスに腰をかけて開始時間を待っていらっしゃる数分は、緊張感が漂っていました。初めての場で、初めて会う人たちの中、緊張するのは当然ですよね。10時になり、コミュニティカレッジ事務局の方から開講にあたってのご挨拶とご案内を頂いたあと、コミュ・ラボのスタッフにバトンタッチです。本講座の進め方についてお伝えした後、いよいよ始まります。
 まずは参加者の皆さんで総当たりインタビュー。19名の皆さんがそれぞれお一方ずつと会話を交わしていきます。その時の熱気たるもの、エアコンの温度調整が必要な程でした。スタッフが一人加わっていたので、実質19人と話すわけですが、たった1分ですが、✖︎19回…なかなか大変です。後半に入ると、合間合間にお疲れの様子がみられましたが、ファシリテーターの「始めてください」の声がかかると、全員の表情が一変。皆さん、素晴らしい笑顔で楽しそうに会話されています。事務局を担っていた私は、外から見ることしかできなかったのですが、互いに知り合うということは、互いをhappyにする相互作用があることを目の当たりにしました。そして、そのことは、見ているだけの私をもhappyにしてくれる力があるのだと、周囲へ及ぼす影響の大きさを実感する体験となりました。
 一人ひとりと短い会話を通して知り合った後は、それぞれの学習目標をたてます。2日間の講座を学びたいことと、今の気持ちを10分程で画用紙に表現し、それを全員で共有します。箇条書き、文章、絵、単語、色…紙面への表現の仕方も人それぞれです。出来上がったものを壁に貼りました。共に学ぶ仲間の目標を眺めながらの小休憩を挟み、ようやく本題であるPCAGIPの導入です。PCAGIPについての理論や哲学についての講義になります。
 
 講義の後はお昼休憩です。「既にぐったり、疲れました…」「1日もつかなぁ」のようなお声も。目の前の人にしっかと向き合い(対19人も!)、自らに問いかけ目標を立て、”PCAGIPとは“を吸収し…の2時間です。思わず出た心の声をお聞きしたように思います。
 
 午後はPCAGIPでの事例検討をどんどん体験して頂きます。事例提供者、ファシリテーター、書記、質問者といった役割りがありますが、まずは質問者から体験して頂きます。ふりかえりを行い、セッションで起こった事象や、ファシリテーターについての質疑応答がありました。その後は2グループに分かれ、他の役割りにも挑戦して頂きます。
 2つの事例検討を通して、それぞれに様々なことを感じられたようです。「事例提供者のための」がどういうことなのか、よくわからない、モヤモヤが残る…など、いろいろな感想が聞かれました。それこそが、とても大切なことだと思います。
 
 第2日目はどんなことが起こるのでしょうか。2日間で学んで頂いたことを持ち帰って頂き、日常の中で活かしていっていただければ嬉しいです。
 ご参加の皆さん、PCAGIP講座第1日目お疲れ様でした!
 
 by Ayu